フィヨルドを目指して!〜2019年夏北欧の旅その6~
この記事は2019年夏の北欧旅行記になっています。旅の概要やこのシリーズの初め関する記事はその1の記事からお読みください。
前回の記事はこちら。
○はじめに
今回はノルウェー3日目。ノルウェーインナットシェル(Norway in a nutshell)を利用したフィヨルド観光ツアーに参加したときの出来事になります。それではお楽しみください!
○ツアーのタイムテーブル
今回私が参加したツアーはノルウェーインナットシェル(Norway in a Nutshell)という名前のものでした。約13時間のツアーとなりました。
・08:25 オスロ駅出発(電車)
・12:58 ミュルダール駅到着
・13:27 ミュルダール駅出発(電車)
・14:25 フロム駅到着
・16:00 フィヨルド観光 スタート(フロムから出発)(船)
・18:00 フィヨルド観光 ゴール(グドヴァンゲンに到着)
・18:05 グドヴァンゲン出発(バス)
・19:20 ヴォス到着
・19:37 ヴォス駅出発(電車)
・20:59 ベルゲン駅到着
(北欧トラベルより)
今回はフロム駅に到着するまでの鉄道旅について書きます(上記タイムテーブルの下線部)。車窓から見える景色をたくさん載せているので、電車に乗っている気分でお読みください。
○まずは腹ごしらえ
2泊目の朝7:00頃。トーンホテルオペラの朝食会場で朝ごはんを食べます。朝ごはんについては「その2」で詳しく紹介しました。気になる方は御覧ください。
この日は昨日は手を付けられなかったものにも手を付けました。中でもこれ。
オレンジジュースを生搾りしてくれる機械。こんなものまであるとはすごい!
朝ごはんを食べ終え、荷物をまとめてチェックアウト。北欧に来て初めてのホテル。朝ご飯がとてもおいしく、よいところでした。また行きたいです。
それではツアースタート場所であるオスロ中央駅(Oslo S)へ向かいます。向かいますと行ってもホテルから目と鼻の先です(笑)
○オスロ中央駅(Oslo S)からミュルダール(Myrdal)駅へ
オスロ中央駅(Oslo S)に着き、乗車する電車を待ちます。今回チケットは旅工房さんから送られてきていたので、発券などの手続きは要りませんでした。
電車が到着しました。この電車に乗ります。
この電車は観光用ではなく、「VY」が運営する普通の路線電車です。ミュルダール(Myrdal)駅で途中下車をすることになるのですが、ずっと乗ったままでいると今日のゴールであるベルゲン(Bergen)まで行ってくれます。
時間は8:25。いよいよ出発です!オスロの町にお別れです。すごく曇った空ですね。今見てびっくりしました。とてもおしゃれな建物がいっぱいあります。素敵です。
ミュルダール(Myrdal)駅まで向かいます。所要時間は約4時間30分です。
電車は指定席になっており、左右どちらの席からでも様々な景色を楽しむことができました。私達は左側に座りました。写真は取り忘れていましたが、旅行客用に荷物を置くスペースもありました。
こちらは乗車約50分後の車窓。右側の景色です。湖?とその奥にはたくさんの建物。いいですね~。
さらに20分後。左側の景色です。今度は田畑が一面に広がっています。これは小麦かな?一面に広がる田畑の中に、赤色の建物が映えますね。異国感たっぷりです。
20分後。右側の景色。これまた湖でしょうか。キラキラ反射する水面がキレイです。こんな感じで移り変わる景色に興奮して、何度も何度もパシャパシャと写真を撮っていました。
時間は10:40。乗車から約1時間30分経ちました。左側の景色です。だんだんと山の中に入ってきた感じがしますね。木々たちも日本の木とは違った種類のものが生えています。
そこから約20分後。左側の景色です。道路が見えますね。だんだん町が近づいてきました。
するとNesbyenという駅に到着です。
どんどん進んで12:20。左側の景色です。GEILO(イェイロ)という町を通り過ぎます。「GEILO TAXI」という文字が見えますね。タクシー会社でしょうか。縦木目の建物がおしゃれですね。
さらに進んで約30分。左側の景色です。絶景です!奥の山々には雪が残っていますね。
13:00。Finse駅に到着。こちらは駅舎から続く建物です。建物同士をつなぐ廊下に電車が使われています。全てがおしゃれに見えて着ます。
13:25。いよいよミュルダール駅に到着です。ここでフロム鉄道に乗り換えます。乗り換え・・・緊張しますよね。しかし、ここで降りる方々の大勢は自分たちと同じフィヨルド観光に向かう方々です。その人達についていけば間違いなし!ということでついていきます。
ついていくと言っても同じホームの反対側に行っただけでした(確か)。写真のようにわかりやすい看板もありました。地球の歩き方にも、この「Til Flam」の看板を目印にして、11番ホームに行けばいいと書いてあります。
○ミュルダール(Myrdal)駅からフロム(Flam)駅へ
電車が来るはずのホームで待ちます。まだ電車は来ていませんが、看板通りの場所だし、沢山の荷物を持った人達が待機しているんだからここであっているだろう。そんなことを思っていたら、電車がやってきました。13:27発のはずでしたが、この電車が来たのは13:31でした。遅れることもあるようです。
さっそく電車の中に入ります。壁も天井も木目になっていて、とてもかわいらしい車内でした。荷物置き場はなかったです。普通の電車のように、座席の上に荷物置きはあったので、そこで管理しました。座席は地球の歩き方では右側がおすすめされていました。ネットで調べると左側をおすすめする人もいたので、結局左側に座ることしました。左側でとても楽しむことができました。
13:40頃、フロム鉄道の出発です。左側の景色。かなり高所にある事がわかりますね。低地にある家々が良い雰囲気を出してくれています。このフロム鉄道は、800m以上ある標高差を、20個のトンネルや曲道を通りながら下っていきます。世界一急勾配の鉄道としても有名だそうです。所要時間は約1時間です。
しばらく進んで13:50頃、Kjosfossen(ショーンフォッセン)駅に停車しました。ここにはショースの滝という観光名所があるので、数分間停車してくれます。このショース滝は225mも落差がある滝のようです。また、海抜630mという高所にあるため、冬にはこの滝は凍ってしまうようです。
観光名所ということもあって、ほとんどの方々がおりてきています。傘をさしたり、フードをかぶっている人がいたりすることからもわかるように、このホームにまで滝のしぶきが飛んできます!すごい勢いです。
少しすると、音楽が流れてきました。すると滝の横にある岩の上に、赤い服装をした女性が現れ、踊りだしました。なんだか安っぽい演出だなと思ってしまったのですが(すみません)、どうやらこれはこの地方の伝説である妖精「フルドラ」にちなんだものだそうです。
5分程停車してくれた電車も再び出発します。左側からの景色です。見てください。この高低差です。ヒヤッとします。ちなみに昼ごはんなのですが、特に車内販売などはなく、またツアーに参加し始めたらフロムに着くまで(予定では14:25着)ゆっくりする時間もないので、事前に買っておくのが無難です。私は簡単な焼き菓子しか買っていなかったのでお腹がすきました(笑)
後からわかったのですが、どうやらオスロからミュルダールに行くときに乗った列車には食堂車両があったようです。知りませんでした・・・。
14:05頃、平坦な線路を走っています。これも左側からの景色。写真下部に映る看板を見ると、MYRDAL(ミュルダール)まで7.5Km、FLAM(フロム)まで13,5Kmとのことです。まだ半分も来てないのに、見どころたくさんです。
14:15頃、左側からの景色です。激しい流れの川と、奥には数件の家々が見えます。この辺りで生活する人々はどんな暮らしをしているのでしょうか。
14:20頃、左側です。これまでとは比較的に大きめな町が見えてきました。川の流れもなだらかですね。フロムの町も近そうです。
14:30頃、いよいよフロム駅に到着しました。到着した先では、オスロのアーケシュフース城から見たクルーズ船AIDAがお出迎えをしてくれました。
フィヨルド観光の船が出発するのは16:00。しばらく時間があるので、このフロムの町を少しの時間楽しむことにします。
○おわりに
ということで、ノルウェーインナットシェルの前半、鉄道旅の様子をお伝えしました。ここまでお読みいただきありがとうございました。次回の記事でフィヨルド観光、そしてゴールのベルゲンまでを書こうと思います。
次回の記事はこちらです。