絶景!フィヨルド観光 ~2019年夏北欧の旅その7〜
この記事は2019年夏の北欧旅行記になっています。旅の概要やこのシリーズの初め関する記事はその1の記事からお読みください。
前回の記事はこちら。
○はじめに
今回はノルウェー3日目の後半です!ノルウェーインナットシェル(Norway in a nutshell)のメインパート。クルーズ船に乗ってフィヨルドを観光します!それではお楽しみください!
○ツアーのタイムテーブル
今回私が参加したツアーはノルウェーインナットシェル(Norway in a Nutshell)という名前のものでした。約13時間のツアーとなりました。
・12:58 ミュルダール(Myrdal)駅到着
・13:27 ミュルダール(Myrdal)駅出発(電車)
・14:25 フロム(Flam)駅到着
・16:00 フィヨルド観光 スタート(フロムから出発)(船)
・18:00 フィヨルド観光 ゴール(グドヴァンゲンに到着)
・18:05 グドヴァンゲン(Gudvangen)出発(バス)
・19:20 ヴォス(Voss)到着
・19:37 ヴォス(Voss)駅出発(電車)
・20:59 ベルゲン(Bergen)駅到着
(北欧トラベルより)
今回はアンダーラインが引いてある部分の行程を進みます。フロム(Flam)からクルーズ船でフィヨルドを観光した後にグドヴァンゲン(Gudvangen)に到着。そこからバスに乗ってヴォス(Voss)へ行きます。このバスの移動も面白かったですよ!そしてヴォス(Voss)からは鉄道に乗ってゴールのベルゲン(Bergen)へと向かいます。
○フロム(Flam)の街を散策
クルーズ船の出発は16時。現在は14:30です。少し時間があるので、フロムの町を散策します。散策と言っても目的は1つです。
そう、ビールです!地球の歩き方に載っていたのですが、フロムにはエーグル・ブリッゲリパブ(Aeigir BryggeriPub)というお店があります。2007年にオープンした比較的新しいお店で、フロム渓谷に流れる水を使って作られた自家醸造のビールを飲むことができます。ちなみにエーグル(Aeigir)とは、北欧神話に出てくる海の神様のことのようです。
昨日の夜にはお酒が買えていなかったので(その4参照)、まだノルウェーに来てお酒を一度も飲んでいません!ここで飲まない手はない!と電車に乗っているときから考えていました。
たくさんの種類のビールがあったのですが、飲み比べセットがあったので、そちらを頼みました。写真で示してくれるとありがたいですね。わかりやすいです。値段は150NOKということで、約1800円です。そういえばノルウェーの物価は高いです。
すぐに注いでもらって、席で飲みます。こんな風に、各ビールの説明もつけてくれています。左から順番にスッキリしていて芳醇な香りの「Boyla Blonde Ale」、麦芽の味が広がるダークレッドビール「Rallar Amber Ale」、コリアンダーやオレンジピールなどをスパイスにしたベルギー伝統の白ビール「Kveite Witbier」、ホップの香りが強く、苦味を楽しめる「Aegir Indiana Pale Ale」、ローストされた麦芽を使用した黒ビール「Sumbel Porter」。
どれも美味しく楽しめました。空きっ腹状態だったので、すぐにほろ酔い。いい気分です。このお店はヴァイキングの館のような内装で、とてもいい雰囲気の中でビールを楽しめました。ここで作られているビールは、缶ビールとしても販売されていました。
ほろ酔い気分でお店を出て、少しお土産屋さんでウィンドウショッピングを楽しんだら時間は15:30。いよいよクルーズ船へ向かいます。すでに乗船のためにお客さん達が並んでいたので、自分たちも慌てて列に並びました。今回乗る船はこれ。
「Vision of the fjords」という船です。2016年に完成した新しい船で、ハイブリッド仕様だそうです。環境にいいですね。公式の紹介動画があったので、ぜひ御覧ください。船内の様子もわかります。
乗船の前には手荷物検査がありました。
無事乗船し、まずは荷物を預けます。さすがは観光船。かなり広い荷物置き場がありました。16:00になったので出発です。私達を迎えてくれたクルーズ船AIDAにさようなら。
このクルーズ船のルートはこんな感じ。所要時間は2時間です。
船内にはたくさんの席があるのですが、まずは外に出て全身でフィヨルドを楽しみます。船のスピードはそんなにないので、そこまで強い風は吹いていませんでした。見ての通り天気はよくありませんでしが、雨は降っていませんでした。
服装ですが、長袖のシャツの上にシャカシャカの上着を羽織っていたら過ごせました。体温調節できるように上着はあったほうがいいですね。
今度は船内から楽しもうと席を探すのですが、4人がけでゆったりできる席や、窓に近い席はすでに埋まっていました。そういった席を狙う場合は、乗船したらすぐに行かないといけませんね。
それでもそこそこいい席を見つけ、しばらく船内からの景色を楽しみます。写真のように大きなガラス窓になっているので、迫力あるフィヨルドを楽しめます。この席は船の後ろ側で、フロムの町がだんだんと遠くなっていく様子を楽しみました。
出発から40分後。もう一度外に出ました。今度は船の前の景色です。だんだん天気が良くなってきました。霧も晴れて、くっきりフィヨルドを見ることができます。
どこまでも続くフィヨルドをゆっくりと進んでいきます。
少しすると、右側に滝が見えてきました。たくさんの方々がカメラを構えだしたので、私もパシャリと撮りました。
レグダフォッセン(Lægdafossen)というそうです。いくつかの滝から構成されていて、580mもの落差があるそうです。ユネスコ遺産にも登録されているとのことです。フィヨルドの観光船からしか見ることのできない、貴重な滝です。
お腹も空いたので、少しだけお腹を満たそうと、船内の売店に行きました。コーヒーやビール、軽食など様々なものが売られています。ですが高い!本当にノルウェーの物価は高い。悩んだ挙げ句ホットドッグを買いました。約700円でした。高い!
出発から90分。いくつかの家が見えます。ダイルダール(Dyrdal)という小さな村のようです。かつては農場だったけど、もうそこまで使われておらず、宿泊施設としての活用がほとんどのようです。Airbnbを見ると宿泊施設の様子がわかります。ここから予約しようとすると、最低7泊はしないといけないようです!
時間は18時。グドヴァンゲン(Gudvangen)に到着です。あっという間にフィヨルド観光が終わってしまいました。氷河が削ってできたフィヨルド。自然の力の大きさを感じられる体験となりました。
○グドヴァンゲン(Gudvangen)からヴォス(Voss)へ
クルーズ船を降りると、余韻に浸っている時間はありません。行程で言えば、ここから乗り換え時間5分でバスに乗らなければなりません。地球の歩き方によると「Norway in nutshell」の看板を目印にすればいいとのことでした。ドキドキしていましたが、これまた他の観光客の方々がみんな同じところに向かっていたのでそれについていきました。乗り換え成功!席は自由席でした。
18:30、約70分のバス旅スタートです! 一瞬で離れてしまい、ただの経由地になってしまったグドヴァンゲンの町。今度来るときはゆっくり見て回りたいです。
上のGoogle Mapが案内してくれているルートは通常移動のためのルートですね、多分。ナットシェルツアーで乗ったので、観光用のルートでも通ってくれたのか、下の赤線のルートを通りました。U字カーブばかりですよね(笑)
実際の道路がどんな感じかと言うとこんな感じです。かなり道幅が狭いです!なので、車はゆっくりとカーブを曲がっていきます。
崖側のガードレールのを見てください。この低さですよ。少し運転を失敗したら簡単に乗り越えてしまいそうです。かなりドキドキしながら乗っていました。
バスから見る景色はとても綺麗で、滝や川など美しい自然を楽しむことができました。
しばらくすると、前を行くバスに追いついてしまいました。ギリギリの幅の道を、ギリギリ曲がり切っている様子がよくわかっていただけると思います(笑)
19:20,そんなこんなでドキドキのバス旅も終わりです。ヴォス(Voss)のバスターミナルに到着しました。
○ヴォス(Voss)からベルゲン(Bergen)へ
19:20にヴォス(Voss)に到着しましたが、17分後には最後の移動であるベルゲン(Bergen)行きの電車に乗らなければなりません。駅に向かって歩いていると、電車がもうありました。慌てて車内へ向かいます。
写真のノルウェー国旗の右側に、鼻の長い置物があるのがわかりますか?これは妖精トロールです。ハリーポッターの1作目に出てきましたよね。どのお土産屋さんにもトロールグッズが置かれていて、人気のお土産のようです。
電車に乗り込みました。席は自由席でした。荷物置き場もあります。朝のオスロからミュルダールまでの移動で乗った電車と同じ路線の電車です。 19:37、予定通り出発です。
充実したツアーにすっかり疲れ、すぐ寝てしまいました。気づいたらベルゲンに到着するところでした。21:00になるところですが、まだまだ明るいですね。夕方くらの明るさですね。
電車を出てホームを移動します。このホーム、とてもいい雰囲気を出しています。オスロとはまた違った雰囲気を楽しめそうな予感です。
改札を出て、ホテルに向かいます。ベルゲン駅の外観です。石造りのとても立派な建物ですね。駅とは思えません。文化財に指定されているそうです。
歩いてすぐ、ホテルにチェックインします。ベルゲンでの宿はグランドホテルテルミヌス(Grand Hotel Terminus)です。(ホテルのことについてはまた次回の記事で)荷物をおいて、軽く夜ご飯を調達しに行きます。
調達しに行った先は、毎度おなじみMENYです。ベルゲン駅のすぐ近くにベルゲンストアセンター(Bergen Storsenter)というショッピングモールがあり、そこの中にMENYは入っています。時間は21時を過ぎています。例のごとく、この時間にお酒を買うことはできないので(その4参照)、ソフトドリンクと軽く食べ物を買ってホテルに戻ります。
21:50ホテルへ戻ります。この時間でこの明るさです。夜まで明るいので観光時間を長く取れます。嬉しい限りです。
山の上に、綺麗に並んで建っている家々が絵になりますね。
22:00,ホテルに戻ってきました。買った物たちはこちらです。
左から、「ミルクシェイク」16,4NOK(約200円)、「生ハム(spekeskinke)」29.6NOK(約380円)、「エビのマヨネーズ和え(rekesalat)」21.9NOK(約280円)、「緑の野菜」(不明)です。どの商品もたくさんの種類があってどれにしようか迷いました。また次の日の夜もスーパーで買う予定なので、楽しみにしておきます。
夜ご飯を食べ終わったので、明日に備えて寝ることにします。明日は、ベルゲンの町を観光します。