行くぜ日本!〜日本全国たびプラン〜

このブログでは47都道府県を旅行することを目指す私が、実際に行った旅行プランを紹介します。宿は安宿、ときどき旅館。食事は程々に外食。同じスタイルの方の旅行プランを立てる際の参考になれば嬉しいです。

世界遺産ブリッゲン~2019年夏北欧の旅その9〜

この記事は2019年夏の北欧旅行記になっています。旅の概要やこのシリーズの初め関する記事はその1の記事からお読みください。

前回の記事はこちら。

○はじめに

 しばらく期間が空いてしまいました。息子の姿を親に見せるために長い間帰省をしていました。帰省しているとまったりしてしまいますよね。何もできませんでした。9日間もある北欧旅行なのに、ブログはまだ3日しか経っていません!頑張って書いていきます。 

 今回の記事は2019年北欧旅行のなかの4日目、ベルゲンの町の観光について書いていきます。ベルゲンはノルウェー第2の都市と言われる、北海に面した港町です。そちらでの観光の様子をお楽しみください。

○本日のタイムテーブル

・ホテルで朝ご飯

・観光案内所でベルゲンカード(Bergen Card)購入

・港近くのフィッシュマーケット(Fish market)

世界遺産ブリッゲン(Bryggen)を観光

ローセンクランツの塔ホーコン王の館

漁業博物館(Norway Fisheries Museum)

フロイエン山(Floibanen)

 

 前回の記事で、ベルゲンカードについて書きましたが、少し時間をさかのぼって、ホテルを出発したところから始めます。

 

○ベルゲンの町を散歩

 ホテルを10時頃に出発し、ベルゲン駅を見に行った後、港に向けて歩き始めます。港にはベルゲンカードを販売している観光案内所と、そのすぐ近くにフィッシュマーケットがあります。

 お店が立ち並ぶ通りを歩きました。建物が本当に良い雰囲気を出しています。

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 こんな看板がありました。これは何を表す看板だと思いますか?

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 昨年担任した小学3年生の国語で、同じような質問をする授業がしたことがあったんです。絵文字を見て、それが何を表していると思うかを理由とともに述べるという、意見文の書き方を練習する授業でした。そのときに使えそうだな~と思ってパシャっと撮っていました。ちなみにこれは何を表しているんでしょう・・・。ここは住宅地だから気をつけて!ですかね?

 なんだか道を間違えて、フィッシュマーケットに向かうまでにウロウロしていました。でも、歩くだけでも周りの景色や建物から雰囲気を味わうことができたので良かったです。11:30頃、港につながる道に戻って足を進めます。なんだか立派なモニュメントがあります。セイラーズモニュメント(Sailor's Monument)と言うそうです。名前の通り船乗りたちの像がたくさん飾られていました。

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 少し歩いてようやく港にたどり着きました!きれいな青空・青々とした山・そして海。さらに色とりどりの建物達。こんなにも素敵な景色があるのかというくらい素晴らしい景色です。

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 写真の左側に写っているカラフルな建物がブリッゲンと呼ばれる世界遺産です。ドイツのハンザ商人たちが使用していた建物です。キレイですね~。この後訪れます。

○フィッシュマーケットへ!

 観光案内所でベルゲンカードを購入し、それでは待ちに待ったフィッシュマーケットに向かいます。フィッシュマーケット場内場外の2つがありました。場外のほうが賑やかで町の市場という雰囲気でした。価格も比較的安かったです。一方場内は、おしゃれな雰囲気があり、価格も比較的高めでした。まずは場外の市場を見学します。

 グリルされたシーフード達です!どれも美味しそう~!!わかりやすく値札も添えられていますね。1NOK=約13円ですので、269、、、299、、、379、、、499、、、。約3500~約6500円します。高い!!!!

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 続いて新鮮な魚たちです。これもその場で焼いてくれるんでしょうね。ロブスターやカニが存在感を出しています。値札もありますから、それぞれに「×13」をしてみてください。大体の値段がわかります。「えっと、899×13=11687・・・。」

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 このフィッシュマーケットの歴史は古く、12世紀から続いているそうです。初めの頃は今のようなテントでの販売ではなく港に到着した船から直接販売していたそうですよ。

 たくさんの海産物を見て、港町であるベルゲンらしさを感じることができました。値段を見て、北欧を物価を再確認できました・・・。しかし、ノルウェーに来たからには鮮魚は食べたい!また後で何かを買おうと思いながら、ブリッゲンへ向かいます。

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○とても考えられた建物達ブリッゲン(Bryggen) 

 先程の写真から見てわかるように、ブリッゲン(Bryggen)は港のすぐ近くにあります。ブリッゲンとは「埠頭」を意味する言葉で、木造家屋が立ち並んているこの辺りの地区を指します。そして、この立ち並ぶ木造家屋が世界遺産に登録されています。先程も少し紹介しましたが、かつてドイツのハンザ商人達が事務所や住居として使用していました。

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 12時頃、中の路地へ入っていきます。左右を木造の建物に囲まれています。床を見てください。床も木の板張りになっています。これも一つの工夫されているポイントだそうです。どんな工夫だと思いますか?

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 ハンザ商人達は、干しダラを大量に扱っていました。それらを船のある港に運ぶためには人間の手では効率が悪いです。そこで使用していたのが滑車だそうです。そのため、滑車が通りやすくなるよう、板張りにして平らに仕上げたそうです。とても考えられていますよね!

 ちなみにこんなにたくさんの木が使われていたら、心配なことがありませんか・・・?そう、火事です。一度火がついてしまったら、一気に燃え広がってしまいますよね。実際1700年頃までに7回火事がありました。そのうち2回は建物が全焼してしまうほどの大火事だったそうです。今もすぐ近くの港には消火設備がしっかり用意されていて、火事に備えているようでした。

 ブリッゲンを見た後、すぐ近くにあるブリッゲン博物館へ行きました。が、、、展示物を見てもあまり興味を持てず、また、解説も英語ばかりなのは仕方がないのですが読む気分にもなれず、ササッと出てしましました。ベルゲンカードでの入場だったので良かったです。

 時間は13時。次の観光へ向かいます。

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○ローセンクランツの塔&ホーコン王の館(Rosenkrantztarnet & Hakonshallen)

 今度はブリッゲンから少し歩いた先にある、ローゼンクランツの塔とホーコン王の館へ行こうと思います。この辺り一帯はベルゲンフス要塞(Bergenhus Fortressと呼ばれています。この要塞は1240年代に建築された石造り構造になっています。ノルウェーで最も古く、保存状態の良い要塞のうちの1つだそうです。

 前回の記事でも触れましたが、ベルゲンはかつてノルウェーの首都でした。首都ということは王族が暮らしています。王族が暮らしていた王宮がホーコン王の館です。そしてベルゲンの知事が住む場所兼要塞として、ローゼンクランツの塔が建てられました。

 さっそく観光をしていきます。入り口の石門をくぐります。なんだか要塞に入った!という感じがしますね。

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 まずはホーコン王の館に行こうとしましたが、残念ながらこの日はお休み・・・。ということでローゼンクランツの塔へ向かいました。

  ローゼンクランツの塔は、先ほど訪れたブリッゲンに向かって建っています(写真がありません・・・。上のグーグルマップから御覧ください)。要塞としての役割と住居としての役割を兼ね備えた5階建ての建物です。塔の名前の「ローゼンクランツ」は、人の名前だそうです。1560年から1568年までベルゲンフス要塞の総督を務めた方がエリック・オッテセン・ローゼンクランツという名前でした。この方の名前にちなんでローゼンクランツの塔と呼ばれています。

 この塔にはスコットランドの石が使われているそうです。この時代に同じように要塞兼住居として建てられていたスコットランドの塔と多くの共通点があるそうです。

 では中に入っていきましょう。このような感じで、石造りの内装になっています。

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 5階建て建物なのですが、螺旋階段を下って地下に行くことができます。

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 この地下はどんな役割をしていたかというと、牢獄だったそうです。写真のように、狭いスペースに収容されていたのだと思います。ゾワッとします。

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 上の階は居住空間を見ることができ、また、展示物を見ながら歴史を知ることができました。なんだかゲームの世界の中のお城を探検できた気持ちになってとても楽しむことができました。

○次はどのへ行こう・・・

 時間は14時。色々見に行きましたがまだまだ観光ができます。観光スポットがそれぞれ近くにあるので嬉しいです。フロイエン山にも行きたいけどまだ時間が早い。お昼ごはんを食べるにしてはまだお腹が空いていない。ということでベルゲンカードのパンフレットを見て、カードで入場できる施設を探しました。

 そこで見つけたのが漁業博物館(Norway Fisheries Museum)です。

 歩いて15分ほどで行けるということで、ここに行くことにしました。この続きは次回の記事で紹介したいと思います。次回の記事はこちらから。