ストックホルム観光名所「市庁舎・衛兵交代式」~2019年夏北欧の旅その13~
この記事は2019年夏の北欧旅行記になっています。旅の概要やこのシリーズの初め関する記事はその1の記事からお読みください。
前回の記事はこちら。
○はじめに
前回の記事では、ストックホルム滞在記の前半をお届けしました。ベルゲンの街から大都会ストックホルムへの移動について書きました。市庁舎ガイドツアーは売り切れで残念でしたがその分ノーベル博物館をゆっくりと回ることができました。
今回はストックホルム滞在記後半をお届けします。昨日行けなかった市庁舎や、ストックホルム宮殿での衛兵交代式にも行きます。短い時間の中でのドタバタ観光になってしまいましたが、最後までお読みください!ということで、ストックホルムでの観光について書いていこうと思います。
○タイムテーブル
・ストックホルム市庁舎へ
・市庁舎タワーから街を一望
・宮殿にて衛兵交代式を見学
・宮殿内を見学
・港へ
○ストックホルムで朝食を
旅行先での朝はいつもより早起きです。今日はなんといっても市庁舎のガイドツアーに行かなければなりません。また、のちの観光の都合上午前中のツアーに参加したいです。ですからテキパキ行動していきたいところです。ちなみに部屋はこんな部屋でした(ベッドが汚くてすみません・・・)
今回ストックホルムで泊まっているホテルはクラリオンサインホテル(Clarion sign hotel)です(公式サイトはこちらから)。朝8時頃、さっそく1階の朝食会場に向かいます。到着してみてびっくり。とても広いく開放的です!!
この写真は会場のほんの一部です。雰囲気の異なるブースがいくつもありました。何を食べるかだけでなく、どんな雰囲気のところで食べるかも選べていいですね!ちなみにこの日は先客がたくさんいて、雰囲気で選ぶことはできませんでした。空いていた席に座ります。
朝食はバイキング形式で、これまたたくさんの種類の食べ物がありました。ホテルの朝食を食べるのは3箇所目ですが、大体どこも同じようなものが基本です。パン・ハム・チーズがあり、アメリカンなベーコン・目玉焼き・ソーセージ・豆などです。あとは少しずつホテルごとに特色があると言った感じだと思いました。
このホテルの特色は種類の豊富さと生のフルーツがたくさんあることかな?と思いました。フルーツが豊富なのは嬉しいですね。
たくさんの朝ご飯を食べることができました。どこのホテルも朝ご飯が充実しているので食べすぎてしまうんですよね。なのでお昼にあんまりお腹が空きません。その分観光に時間を使うことができますね!
○昨日のリベンジ、市庁舎へ!
時間は9時になりました。ホテルのチェックアウトを済ませ、荷物を預けて観光を始めます。早速市庁舎へ向かいます。
市庁舎へ向かう途中、「kao」の文字を発見!これって花王ですよね!
昨日通ったところと同じ川沿いを歩いています。船がたくさん停められていました。
市庁舎に到着し、無事に9:30からのガイドツアーに参加することができました。料金は110SEKでした(2021年現在130SEK)。日本語のツアーはなかったので英語のツアーに参加しました。ガイドをしてくれたのは写真左下にいらっしゃるかっこいい雰囲気の男性です。
建物に入るとすぐ、この赤レンガに囲まれたとても広い空間に案内してもらえます。100万個の赤レンガに囲まれたこの空間は「青の間」と呼ばれるところで、ノーベル賞の晩餐会が開催される場所です。赤いレンガばかりなのに「青の間」というのも違和感がありますね。どうやらもともとは壁を空のようにするために青く塗る予定だったそうです。それがこの赤レンガの壁のままで十分に美しいということでこのままにしたそうです。
次の場所に向かいます。通路を進んでいくのですが、ここもとても美しい!窓も大きく光が差し込んでくるのでとても明るく感じます。
到着したのが議会場。実際に普段から使われているようです。ちなみに議員の男女割合は50:50で同じだそうです。
議席を見てみると、このような機械が置かれていました。議員さんの名前も貼られています。投票などの意思表示をする際に使うんですかね。
この議会場、ふと天井を見上げると、ここは本当に議会を行う場所なの!?パーティでもやるんじゃないのかと思うような素敵な天井を見ることができます。ヴァイキング船の木組み方法を再現した造りとなっているようです。
次の場所へと向かいます。楕円形の間「オバーレン」に来ました。天井がとても素敵です。
壁にタペストリーが掛けられています。1600年代にフランスで織られた年代物だそうです。ここでは毎週土曜日に結婚式が行われているそうです。この日はまさにその土曜日だったので結婚式を控えた夫婦が外で写真を撮っていました。
結婚式もあるため、このオバーレンはささっと進みました。次は鏡の間です。鏡の間には縦に長い窓がいくつもあります。メーラレン湖を眺めることができます。
ここでは歓迎会などが行われるそうなのですが、窓に向かって席に座れた人はラッキーですね!窓の反対側は壁になっているので、壁に向かって席に座った人は残念・・・、とはならないんです!ちゃんとその壁には窓から見えるメーラレン湖の景色と同じ様子が描かれているんです。嬉しい心遣いですね。
ちなみにこの鏡の間には、半円状になっているシャンデリアがあります。なぜそんな物があるかというと、ここは鏡の間です。鏡に写ったシャンデリアを見ると・・・キレイに円の形をしたシャンデリアを見ることができます。とてもおしゃれな仕掛けですね。
次にやってきたのは「黄金の間」です。黄金というだけあってもう眩しいくらいにキラキラした部屋です。なんと1900万枚もの金箔のモザイクが貼られているそうです。ノーベル賞受賞祝賀会のダンスパーティーが開かれるそうです。
奥に写っている女性は「メーラレン湖の女王」です。女王の右手には西洋を表現したニューヨークやパリの街が、左手には東洋をあらわす絵が描かれているそうです。
この黄金の間の入り口の上にも絵がありますが、よく見ると扉の一番上には馬に乗っている騎士の首から上が切れてしまっています。しかもこの騎士は王様だそうです。こんな立派な部屋なのにとんでもない失敗をしてしまったようですね。もしかしたら作者は王様に対して思うところがあったのかもしれません・・・。
ツアーはこれで終わりです、始めの「青の間」に戻ってきました。時間は10:20です。約50分間のツアーでしたが、どの部屋も見応え充分です。とても満足しました。
出口には、こんなボードが。これは何が貼られていると思います?これはツアー参加者であることを示すシールです。それらがたくさん貼られて一つの作品のようになっていますね。ツアー後にゴミとして捨てられるのを防ぐためだと思いますが、とても素敵なアイディアですね!
○ストックホルムの街を一望!タワーへ
次は市庁舎の隣りにある塔に登ります。この塔は夏場しか登ることができず、また夏場であっても時間指定になっています。一枠40分間で、30人までが登れます。
時間指定なので、プランに合わせて購入しておく必要がありますね。今回の私のプランではあまり余裕を持てません。なので9:30からの市庁舎のガイドツアーを申し込みつつ、先に10:30からのタワーのチケットも購入しておきました。 料金は50SEKでした。(2021年現在コロナのため閉鎖中。)
10:30、さっそく塔を登っていきます。塔の途中まではエレベーターを使用することができます。しかし今回は階段を使用することにしました。
ここはタワー美術館です。とても大きな石像が建っています。ここからはエレベーターはなく、階段で登るしかありません。階段のある通路の壁や天井はレンガでできており、何度もカクカクと曲がります。右に2歩進んだら左に2歩、そしてまた右に2歩といった感じです。また、とても狭くて対面した人とすれ違うことはできません。なんだかゲームのダンジョンを進んでいる気分でした。
そんなこんなで頂上に到着です。ストックホルムの街並みを一望できます!ガムラスタンもよく見えますね。
こちらは市庁舎を上から眺めてみました。
こんな感じで高いフェンスが付いているので安全です。
とてもいい景色なのでいつまでも見ていられます。しかし40分間という制限がありますので、少し楽しんだら降りることに。下りではエレベーターを使いました。時間は11時過ぎ。次の観光へと向かいます。
○華やかな衛兵交代式を見学
次の観光に向けて昨日と同じルートを通ってガムラスタンへと向かって目的地に到着。目的地はこちら。
王宮です。ここでは正午頃から衛兵交代式があります。それを見るためにやってきました。見学は無料です。夏の時期は毎日行っているようですが、それ以外の季節には週3日行われているそうです。
11:30頃に到着したら、もうすでにたくさんの方が交代式を見ようと輪を描くように待っていたので、慌てて私たちも待つことにします。どこで見るのがいいかは全く調べていなかったので、なるべく前列で見れそうな空いている所を選びました。
しばらく待って時間は12:15頃になりました。交代式の始まりです。衛兵たちが列を組んで行進してきました。そして目の前で止まりました。かなり目の前です!
その後馬に乗った音楽隊が登場したり、馬に乗った衛兵たちが登場したり。とても豪華でした。
これが交代式のメインだと思います。黒い服側の衛兵と青い服側の衛兵が対面しています。
最後にはまた音楽隊が登場し、終了しました。12:50頃に終わったので、約40分間の交代式でした。衛兵たちだけが出てくると思っていたのですが、まさか馬に乗った音楽隊が登場するなんて。普段ブラスバンドを聴くことがなかったのでさらに楽しむことができました。
時間は13時。お昼ご飯の時間ですが、朝ごはんをたくさん食べたのでまだお腹は空きません。ということで次の観光場所へ向かいます。次は宮殿内を観光しようと思います。続きは次の記事をお楽しみください。