マリメッコにイッタラ!北欧デザインツアー~2019年夏北欧の旅その17~
この記事は2019年夏の北欧旅行記になっています。旅の概要やこのシリーズの初めに関する記事はその1の記事からお読みください。
前回の記事はこちら。
○はじめに
前回の記事でヘルシンキの観光1日目をお届けしました。船から見るヘルシンキの町並みを楽しんだり、アッラス・シープールに行って地元の楽しみ方を知れました。まさかのサウナが故障していたことだけが心残りです。
今回はヘルシンキ滞在記2日目になります。ゆったりとヘルシンキを楽しみ、マリメッコやイッタラなどの北欧デザインを満喫できた1日になりました。それではどうぞ!
○タイムテーブル
- ○9:00 こだわりを感じる朝ごはん
- ○11:00 マリメッコ本社でマリメッコに囲まれる
- ○12:00 外国の雰囲気!水族館「シーライフ(Sea life)」へ
- ○13:30 歴史ある遊園地リンナンマキ遊園地
- ○14:00 イッタラ・アラビア・デザイン・センターへ
- ○15:30 ホテルへ戻ってご飯を食べよう
- ○20:00 ホテルでサウナを満喫
- ○おわりに
○9:00 こだわりを感じる朝ごはん
この日はちょっと遅めのスタートです。今までの滞在は「早く起きて、さっさと出発するぞ!たくさん観光だ!」という気分でしたが、ヘルシンキでは「ゆっくり過ごして残った時間で観光しよう」というまったり観光気分でした。
ヘルシンキの宿はホテル インディゴ ヘルシンキ ブルーバード(Hotel Indigo Helsinki-Boulevard)です(ホテルについては前回の記事で紹介しています。)。ここの朝食が最高でした!会場はこれまでのホテルに比べるとこじんまりしており、ホテルのフロントの一角をカフェ仕様にしているといった雰囲気。
(booking.comより)
種類はそこまで多くなかったのですが、一つ一つがとても美味しい!パンもハムもサーモンもどれも美味しかったです。種類が少ないのはデメリットになるのかもしれませんが、私にとってはどれを食べようか悩まなく済むのでむしろメリットでした。
○11:00 マリメッコ本社でマリメッコに囲まれる
朝から大満足の時間を過ごせました。良いスタートです。時間は10時頃。ホテルを出発します。今日はまず北欧デザインの代表格「マリメッコ(marimekko)」の本社に向かいます。マリメッコといえばなんといってもこの花柄のデザイン「ウニッコ」が浮かびますよね。
マリメッコのお店は日本にもありますし、ヘルシンキの街にももちろんあります。しかし、マリメッコ本社に行けばアウトレットがあるんです。型落ち品にはなりますが他で買うよりも安く買うことができるそうです。
また、社員食堂もあり、一般のお客さんも利用できるそうです。この食堂で使われる食器はマリメッコの物ばかりだそうです。
私はマリメッコ大好き!というわけではありませんが、北欧デザインをたくさん感じられるなら行くしかないでしょう、ということでマリメッコ本社にレッツゴー!
(マリメッコ本社の情報)
・移動ルート
マリメッコ本社までのルートは下のような感じ。
(19分のルートの方です)
ヘルシンキ中央駅に隣接するラウタティエントリ(Rautatientori)駅から、地下鉄に乗ってヘルットミニエ(Herttoniemi)駅まで行きます。そこから歩いて約10分程で到着します。
Google Mapを使いながら行けば間違いありません。それでも道に迷わないか心配だ・・・という方は沢山の方々がブログ等で写真付きで紹介してくれているのでそちらを見られたらいいと思います。
・アウトレットを観光
早速向かいます。10:37、地下鉄に乗りました。
11時過ぎにマリメッコ本社到着です。店内の様子はこのような感じ。
360°マリメッコに囲まれています。マリメッコってあの花柄模様ばかりではないんですね。そして食器だけでなく、衣類や生活雑貨も販売しているんですね・・・。全く知りませんでした。
アウトレット売り場の隣には、定価での販売でしたが新作の商品もありました。いろいろな商品を見て、北欧デザインを存分に楽しめました。せっかく来たので旅行の思い出に枕カバーを購入しました。
・食堂「maritori」を覗き見
アウトレットを出た後、同じ建物内にある社員食堂「maritori」を少し覗きました(公式サイト)。従業員さんや観光客など、たくさんの方々が食事をされていました。そして確かにありとあらゆる物がマリメッコ仕様になっています。
(公式サイトより)
食事の料金はスープ、パンとサラダ、デザート、飲み物のセットで11.4€(約1,500円)。そこにメインをつけると13.4€(約1,700円)になるそうです。
気になるメニューの内容は公式サイトに掲載されています。こちらを御覧ください。
丁度時間的にはお昼ごはんの時間だったのですが、案の定朝ごはんお食べ過ぎでまだお腹は空いていません。ということでマリメッコ本社を後りにし、次の観光へ向かいます。
○12:00 外国の雰囲気!水族館「シーライフ(Sea life)」へ
時間は12時頃。次に向かったのは水族館シーライフ(Sea life Helsinki)です。どこに行こうか迷っていたのですが、せっかくヘルシンキから少し離れたところまで来たので、その周辺で行ける所を探しました。するとこのシーライフが見つかりました。
・概要
シーライフは世界各国に展開している水族館のようです。最近では名古屋のレゴランドにもできたそうです。料金は18.5€(約2,400円)。ヘルシンキカードがあれば無料です。
所要時間は小さめの水族館なので、ゆっくり回って1時間程度です。
(Sealifeの情報)
・移動ルート
マリメッコ本社から先程のヘルットミニエ(Herttoniemi)駅まで戻りました。その後地下鉄に乗ってソルナイネン(Sörnäinen)駅まで行きました。約20分です。
その後、路面電車に乗り継いで行くことができるのですが、せっかくなので歩いて周りを探索しながら向かいました。徒歩で約20分です。
歩いて正解でした。日本では見ない雰囲気の建物がたくさんありました。
不規則に一部の部屋にサンルームのようなベランダがついています。これも建物のデザインなんでしょうか。面白いですね。
・いざ、観光
12:30頃、無事到着しました。離接するリンナンマキ遊園地の看板があるので、それに従いながら進みました。
早速中に入りました。まずお出迎えしてくれたのはこの魚です。
ピラニアです!多分ピラニアは初めてみました。よく漫画なんかで噛みちぎられる魚として出てきますよね。水の中にいたら怖い魚ランキングの上位に入ると思います。そんなピラニアが水槽のガラス1枚先にいるだなんて・・・。恐ろしい!
こちらはよく見るチンアナゴ。
こんな水中トンネルもありました。
経路の途中にミニゲームみたいなものもあります。子供も大人も息抜きになりますね。
これはカニの掴む力と勝負するゲームのようです。他にもヒトデの吸着力と勝負するゲームも有りました。
生き物の見せ方や色使いがなんとなく日本と違っていて、「外国の水族館」という感じでした。小さい水族館ですが1時間ほど楽しめました。でも18.5€必要なので、ヘルシンキカードがなかったら入っていないだろうなとは思います。
○13:30 歴史ある遊園地リンナンマキ遊園地
次はシーライフの隣にあるリンナンマキ遊園地に行ってみます。どうやら入場するだけなら無料とのこと。外国の水族館の雰囲気を楽しんだので、今度は外国の遊園地の雰囲気を楽しもうと思います。
・概要
リンナンマキ遊園地(Linnanmaki)は、1950年創立のとても歴史のある遊園地です(公式サイト)。ヘルシンキの夏休みの定番になっているそうです。
営業時間はとても複雑です。4月~10月に営業していて、夏の時期は毎日営業。それ以外は時々休みがあります。公式ページで営業時間を確認してから行かれることをおすすめします。
料金は入場だけなら無料。1日乗り放題のリストバンドは42€(約5,400円)必要です。1つの乗り物だけに1回乗れるライドチケットもあり、そちらは8€(約1,000円)です。
子供用に無料で乗れる乗り物もいくつかあり家族連れもたくさん楽しめるようです。
(遊園地の情報)
・いざ観光!
シーライフと同じ敷地内なのですぐ到着です。さっそく中に入ってみると、結構人がいました。
ジェットコースターや観覧車など、遊園地定番の乗り物はしっかりありました。遊園地を散策していると、1箇所だけやたらと並んでいる乗り物が。
「TAIGA」というジェットコースターでした。この年(2019年)に新しくできた乗り物のようです。参考に公式のyoutube動画を載せておきます。
結構怖そうですね。ひねりをふんだんに使ったコースのようです。乗ってみたい気持ちになりましたが、1回で8€(約1000円)もするのでやめておきました。
30分ほど遊園地を散策し、次の観光場所へ向かうことにしました。
○14:00 イッタラ・アラビア・デザイン・センターへ
午前中にマリメッコの本社に行ったので、今度はイッタラやアラビアの商品を見に行くことに。これで北欧デザイン制覇です(勝手に)!というわけでイッタラ&アラビア・デザイン・センターへ向かいます。
・概要
イッタラ(iittala)といえば、シンプルで美しいガラス製品を扱う伝統的な会社。
アラビア(Arabia)はシンプルなデザインから華やかなデザインまで、様々な雰囲気の陶器を扱う伝統的な会社。
どちらもデザインに疎い私ですら聞いたことのある北欧デザインの有名メーカーです。今回訪れたデザインセンターは、2016年までアラビアが生産工場として使用していた場所の跡地です。跡地には博物館やショップなどがあり、イッタラやアラビアの商品が沢山販売されています。
(センターの情報)
・移動ルート
リンナンマキ遊園地の最寄り駅であるリンナンマキ(linnanmaki)駅から路面電車に乗り、アラビアンカツ(Arabiankatu)駅まで行きます。 駅に降りると目の前にデザインセンターがあります。移動時間は約25分とのこと。
・いざ観光!
アラビアンカツ駅を降りると、「ARABIA」の文字とともに特徴的な煙突が見えます。
今回は博物館には行かず、ショップを見て回りました。イッタラの商品も、アラビアの商品も本当にたくさんあります。シンプルでおしゃれなデザインが多いので、私の好みにもピッタリでした。自分用のお土産選びを楽しみました。
せっかくなのでイッタラとアラビアそれぞれの物を1つずつ買いました。ワイングラスがとてもおしゃれだったのですが、家でワインはあまり飲まない。家で飲むお酒はハイボールが多いので、イッタラからはそれに使えそうなグラスを。
そしてアラビアからは、よくコーヒーを飲むので普段使いそうなマグカップを購入しました。ちなみにどちらもネットで買えます(笑)
本当にたくさんのデザインの物があり、いつまでも見ていられそうでした。とっても素敵な時間を過ごすことができました。
○15:30 ホテルへ戻ってご飯を食べよう
1日でマリメッコ・イッタラ・アラビアの北欧デザイン3種類を楽しむことができ、大満足です。ということで一度ホテルに戻り、購入した物達を整理しておきます。
・移動ルート
イッタラ・アラビア・デザイン・センターからホテルのあるヘルシンキ市街には、路面電車1本で移動ができます。行きに利用したArabiakuta駅から6番の路面電車に乗ればOKです。所要時間は約30分です。
・いざ移動!そしてご飯を!
ということで路面電車に乗ってホテルへ帰りました。ホテルに帰ると時間は16時頃になりました。朝ごはんの後から何も食べていなかったので、遅めの昼ごはん兼早めの夜ご飯を食べようと思います。
Google Mapで調べてホテルの近くにある、良い感じのお店を探します。条件は美味しそうな食べ物とお酒のあるお店であり、かつお手頃価格であることです。見つけました!「Café Bar No 9」というお店です。日本の方の口コミもたくさんあったので、安心していけます。
(お店の情報)
16:30頃お店に着きました。地元のお客さんで賑わっていると口コミにありましたが、たしかにそのようです。運良く席が空いていたのですぐに入れました。
注文は店員さんが席に聞きに来てくれるのではなく、カウンターに行って注文するタイプでした。つたない英語を駆使しながら注文することができました。
頼んだ物がこちら。
手前がUストリートステーキ(U-STREET STEAK)です。お値段は17,90 €(約2,300円)。とても美味しそうに焼けた牛肉の上にバターとガーリックが乗っています。見えていませんがお肉の向こう側には大量のマッシュポテトが隠れています。
もう一つがグリルサーモン(SALMON MEDALLION)です。お値段は17,90 €(約2,300円)。美味しそうに焼かれたとても大きなサーモンに、オリジナルのソースが掛かっています。こちらも見えていませんが大量のマッシュポテトが隠れています。
ビールはカウンターにある黒板を見て適当に選びました。値段は覚えていません。
味はどれもとっても美味しかったです!お酒もどんどん進んで2杯目を飲みたかったですが、もう一度英語で注文する勇気がなかったのでやめておきました。大満足のご飯を食べることができました。また行きたいです!
○20:00 ホテルでサウナを満喫
夜ご飯を食べた後、昨日と同じS-marketによって晩酌セットを買い、ホテルに戻りました。この日は早くにホテルに帰ってこられたのでゆっくり過ごします。
なんといっても一番の楽しみはサウナです!前日のアッラス・シープールではサウナが故障してしまっていたので入れませんでした。まだ本場のサウナを体験できていません。ウキウキ気分でサウナへ行きます。
ラッキーなことに、誰もお客さんがいません。サウナ体験し放題です。水を掛ける用のバケツと柄杓もバッチリ用意されていたので、焼石にかけて熱々のサウナを楽しみました。水風呂はなかったので冷たいシャワーを浴びて、サウナ→シャワー→サウナ→シャワーと何度も楽しみました。最高に整いました!!
その後は部屋にもどり、晩酌を済ませた後に就寝しました。
○おわりに
この日はあまり行く先をかっちり決めず、行く先で面白そうなものがあれば寄るという過ごし方でした。おかげでゆったりと、様々な場所をめぐることができました。このマリメッコ・イッタラ・アラビアをめぐる北欧デザイン旅プランはおすすめです!
次の日はいよいよ北欧旅行最終日です。ヘルシンキにある教会を見学しつつ、世界遺産の島スオメンリンナ島にも行きます。次回もまたお楽しみください。ここまでお読みいただきありがとうございました。