水害からの復興を目指す!熊本県人吉市をフラフラ~2022年春の九州一周ドライブ旅行2日目 前半~
◯はじめに
昨日は博多まで到着し、グルメを満喫しました。今回は7泊8日の九州一周ドライブ旅行の2日目についてお伝えしていきます。旅の概要については下の記事を御覧ください。
1日目について書いた前回の記事はこちらから。
2日目の舞台は熊本県の人吉です。博多を出発点とすると運転距離約90km。運転時間は1時間13分。そんな旅の二日目をお届けします!
今回の記事から1日を2つの記事に分けて書こうと思います。本当は1日1記事にまとめたいのですが、文字数が多くなり、読むのに時間がかかってしまいそうです。更新頻度も遅れてしまいそうなので変更します。
◯タイムテーブル
○ 9:30 熊本県人吉市へGO!
2日目の朝は7時に起きました。大人だけで旅行をしていると8時起きとかだったんですけど、子供が早くに目覚めるので朝のスタートが早くなります。
また、子供の離乳食をあげたり着替えさせたりしていると時間がかかるんですよね。7時に起きてもホテルを出発できるのは早くて9:30とかです。
この日は順調に朝の支度が進み、9:30に出発することができました。今日の目的地は熊本県の人吉市です。
・どんなところ?
人吉市は熊本県の南部にある市です。鹿児島県や宮崎県との県境にあります。市を東西に流れる球磨川を中心に、温泉処や川下りなどを楽しめます。
また、400年以上作り続けられている米焼酎である「球磨焼酎」も有名です。日本でお酒の名前に地名をつけていいのは4つしかないそうなのですが、その4つに入っているそうです。ちなみにその4つとは「薩摩焼酎」「壱岐焼酎」「琉球泡盛」そして「球磨焼酎」だそうです。
球磨川が市の中心にあるため、2020年7月の熊本豪雨では川が氾濫を起こし、人吉市は甚大な被害を受けてしまいました。基礎のコンクリートだけが残っている建物や再建されたばかりの新しい建物などがいくつもあり、災害の名残が至る所に残されていました。
・移動ルート
ホテルすぐ近くのICである半道橋ICから都市高速に入ります。そのまま南下し九州縦貫自動車道に合流。あとは人吉ICまで一直線に高速道路を走りました。移動時間は約2時間20分です。
・いざ、移動!
9:30にホテルを出発しましたが、まずは高速に乗る前に博多でガソリンを入れます。ちょうどこの時にはガソリンの高騰が叫ばれている時で、この日までに通ってきたガソリンスタンドはどこも170円は余裕で超えていました。高いですね〜。
いざガソリンを入れようと安いガソリンスタンドを探そうとしても、競合を避けるためか電光表示版に価格が示されてなかったんですよね。なので迂闊にガソリンスタンドには入れません。Googleマップで検索をし、口コミで安いと評判のガソリンスタンドへ入りました。
確か170円台前半だったかな。それくらいの値段で入れることができました(2,610円)。高い!
ガソリンも入れ終わったので高速に乗り、一気に人吉市まで行きました。人吉ICを降りたのがちょうど12時頃。ということでお昼ご飯を食べます。向かったお店は「米津米店」です。
○ 12:10 お米屋さんの定食屋「米津米店」へ到着。
昨日の夜のうちに、人吉で何を食べようか探していたんですよね。すると鰻が美味しいとか蕎麦が美味しいとかあったんですが、鰻は高いし蕎麦は定休日・・・。ということで蕎麦の次に美味しそうだった「米津米店」に行くことにしました。
・どんなところ?
お米屋さんがやっている定食屋です。facebookを見ると、定食の様子がわかります。驚くべきはメニューの種類。
なんと1種類(800円)しかありません!曜日によってお魚定食かお肉定食かが決まっているそうです(月・水・金はメインが肉類、火・木・土が魚類)。
定食の写真を見てみると、メインのおかずに加えて小鉢系がたくさんつく様子。ご飯は白米と雑穀米から選べるらしく、嬉しいことにおかわりも無料でできます。博多グルメを暴食した次の日にはもってこいのランチになりそうです。
座席はカウンターが4席ほど、4人テーブル席が3つほど、4人の座敷が2つほどあります。
営業時間はランチは11:30〜14:00。夜は17:00〜19:00です。
駐車場もお店の横にありました。
周辺のお店との共同駐車場になっていて、看板を見ておかないとどこが「米津米店」の駐車場かがわかりません。要チェックです。
・移動ルート
人吉ICから車で5分です。
・いざ、ランチタイム!
12:10頃お店に到着しました。駐車場の場所も確認してあったので、スムーズに停められました。「米津米店」の駐車場はかなり埋まっていました。ちょうどお昼ご飯の時間に来てしまいましたからね。
席は空いているかな〜とドキドキしながら入ってみると、ちょうど食べ終わったお客さんがお店を出るところでした。入れ替わりで座敷に座ることができました。ラッキー!
早速注文をします。この日はお肉定食の日でした。ご飯は白米をお願いしました。定食が来るのを待っている間にもどんどんお客さんが出たり入ったり。地元の方々で賑わっているようです。席が一杯の時には相席するシステムになっているようでした。
少し待っていると、定食が運ばれてきました。
今日のメインはとんかつのようです。メイン以外にたくさんの小鉢があります。鯖の味噌煮なんてもうメインじゃないですか!これで800円というのはかなりお得ですね。
子供用にはご飯を分けてよそってくださいました。心遣いに感謝です。早速食べていきます。どれも美味しいですね〜。自分のおばあちゃんの料理を食べているようでした。
子どもは白米を喜んで食べていたのですが、ベビーフードは嫌がります・・・。そこで、定食に入っていた湯豆腐と納豆と一緒にあげてみることに。
するとものすごい勢いでバクバクと食べました!なるほど。ベビーフードよりそういうものの方がいいわけね。とその時気づきました。しかし、大量に買ってあったベビーフードはまだまだ残っています・・・。今後のご飯にもなんとか食べてもらうことにします。
そんなこんなで食べ終わりました。時間は13:10です。しばらくは人吉市の街をふらふらすることにします。
◯13:17 駅前のモゾカタウン
まずは駅前にあるモゾカタウンというところに行ってみます。
来てみると、プレハブがずらーっと並んでいます。どうやらここでは水害によって営業できなくなった店舗が集まって仮設商店街を作っているそうです。災害に負けずに復興していこうというエネルギーをとても強く感じました。
「モゾカ」という言葉は人吉の方の言葉で「小さくてかわいい」という意味があるそうです。
◯13:40 醤油・味噌蔵「釜田醸造所」
次は近くに味噌や醤油を作っている「釜田醸造所」があるということで行ってみます。醸造所内も見学できるようです!楽しみです。
・どんなところ
「釜田醸造所」はかなり歴史のあるところのようです。遡ること明治の初期。釜田半兵衛は球磨川の近くに家を構え、運送業を行っていたそうです。
その運送業がうまくいっている最中、半兵衛は他界。その後次男の元次郎が運送業を継ぐことになります。その後の昭和6年。元次郎が『さがらみそ・マルカマ醤油蔵』を創業しました。これが今の釜田醸造所の始まりのようです。
今では醤油や味噌だけでなく、醤油の漬物や佃煮など様々な商品を作っています。
実際に使われている蔵も無料で見学をすることができます。見学ができるのは9:00〜16:00の間です。駐車場も車数台分はありました。
・移動ルート
人吉駅の横モジカタウンから車で約3分です。
・いざ、見学!
13:45頃、釜田醸造所に到着しました。早速建物の中に入ろうとすると、中から店員さんが「見学ですか?」と声をかけてくださいました。
「そうです。」と答えると見学ルートの案内をしてくださいました。ルートと言っても釜田醸造所の蔵は「うなぎの寝床」のように一直線になっていて、ある程度行ったら折り返すだけです。建物は大正末に接客用として建てられた建物を平成元年に改装したそうです。
蔵の入口にある消毒マットで足を消毒し、早速見学します。
入った瞬間醤油の良いにおいがしてきました。実際に使われている蔵なので、従業員さんは普段どおりに作業しておられます。私達が通り過ぎるときにはわざわざ挨拶までしてくださるほど丁寧に接してくださいます。
ガイドなどの説明はありませんが、要所要所に説明用の看板があり、それを読みながら見学をしていきました。味噌や漬物の袋詰作業をしている所も見られて結構面白かったです。
見学を終えて蔵の入口まで戻ると、最初に案内をしてくださった店員さんが「中へどうぞ」と売店の中に案内してくださいました。
するとお茶と漬物・醤油を出して下さいました。どうやら見学後は試食ができるようです。漬物も醤油も沢山の種類を試食することができます。
まずは醤油を5種類ほど飲み比べます・・・。結構違う!味の濃さや塩味の強さが結構違います。醤油の飲み比べは初めてだったので面白かったです。
次は醤油漬けを食べてみます。これもおいしい!醤油漬けですから普段食べる漬物より濃い目の味がします。ご飯が進みそうです。
試食を楽しんだあとは、せっかくなので自宅用にお土産を買うことにしました。すると常連のような女性2名がお店に入ってこられ、店員さんと話しながら木くらげとわかめの佃煮「山の幸海の幸」を真っ先にかごに入れていました。
これは試食でも確かに美味しかったですし、聞いてみると人気の商品のようです。ということでこの「山の幸海の幸」を購入することにしました。
その後は蔵を後にし、今度は近くにあるスーパーに行くことにしました。子供のおやつ用にバナナを買おうと思います。あと、夜ご飯に向けて食材を探します。一番の狙い目は馬刺しです。熊本といえば馬刺し!旅行前から楽しみにしていました。
馬刺し探しの旅の様子は、次の記事でお伝えしようと思います。ここまでお読みいただきありがとうございました!