行くぜ日本!〜日本全国たびプラン〜

このブログでは47都道府県を旅行することを目指す私が、実際に行った旅行プランを紹介します。宿は安宿、ときどき旅館。食事は程々に外食。同じスタイルの方の旅行プランを立てる際の参考になれば嬉しいです。

育児日記:離乳食

○はじめに

 これまで育児の振り返り日記として寝返り編うんち編をまとめました。今回は離乳食編をお届けしようと思います。

 我が家の現状としては、新しい食べ物を何にしていくかや献立についてはほとんど妻が計画してくれています。私は食べさせる専門になっています。それが良いか悪いかは各家庭によって違うと思いますので、お互い話し合って決めていってくださいね。

 なので、いつどんなものを食べさせて言ったかという細かな記憶は正直ありません。印象に残っている出来事をもとに、振り返っていきます。今後の離乳食を進めていく上でのなんとなくの見通しに繋がれば嬉しいです。

○離乳食を始める前に

 我が子の離乳食を始めたのは5ヶ月の時です。5ヶ月になる少し前に市が開催する離乳食教室に妻が参加してくれました。そこでもらった冊子に「どの時期にどんなものをどれくらいあげればいいか」が書かれていたので、それを参考にしながら離乳食を進めました。また、今も進めています。市が言っていることだから間違いはないだろうという感覚です。

 離乳食を始める前に、スプーンに慣れておくことが必要とのこと。これはネットや本の情報なんですけどね。ということで麦茶をあげながらスプーンに慣れさせることにしました。これは離乳食を始める3日前からやりました。いつも授乳をしてもらっていますから、唇に水分が当たると嫌がることなく、いつもの要領で麦茶を飲みました。3日も続けると少しは慣れてきた様子。嫌がる素振りが全くなかったので安心しました。

○生後5ヶ月離乳食スタート

 5ヶ月を迎えた次の日から離乳食を始めました。まずあげたのは10倍がゆです。おかゆを作るのも初めてですから、市の冊子に載っている作り方を参考にしました。作り方は大きく2つありました。

 1 米と水を容器に入れて自分たちのご飯と一緒に炊飯器で炊く

 2 既に炊けているご飯を水に浸してレンジで加熱する。

 簡単な方法は2です。ですからまずはこの方法であげることにしました。できたおかゆをミキサーにかけ、さらに裏ごしをすると、ポタージュのような状態になりました。これで準備オッケーです。

 おかゆをスプーンに乗せて、我が子の口元まで持っていきます。しかし、全く食べようとしません!「え?食べたくないのかな?」と一瞬思いましたが、我が子にとって食事は初体験です。「スプーンを口元に持ってこられた→それを食べる」ということをまだ学習していないだけだとわかりました。まだ目の前にあるものは食べる物だという認識がないわけです。

 なのでスプーンを口の中まで運んであげます。口が開いたタイミングでスプーンを入れ、口を閉じると上手いことパクっとなりました。するとおもちゃでやるのと同じように、口に入れてスプーンを舐めていました。そして舐めている間にいつの間にか飲み込んでいる様子でした。「食べている」とは言えません(笑)

 我が子にとって初めての食事の味はどうかな〜と気になりましたが、全く表情は変わりませんでした。

○離乳食2週目 食べない!

 始めて1週間ほど順調に食べていました。野菜にも挑戦し、難なく食べていました。しかし、2週目になると全く食べようとしなくなりました。口元にスプーンを持っていくと首を横に振って拒否してきます。これまで首を横に振るのは我が子にとってただの遊びだったはずなんですが、ここで初めて「首を横に振る」という動きが「NO」を表す物だという意味をもつようになりました。これ以降も食べたくない時には首を振るようになりました。

 これは困ったということで改善策を練ります。もしかして美味しくないのかな?と思い、おかゆを食べてみます。するとびっくり。あまり美味しくありません(笑)お粥の味がちゃんとしているんですが、美味しくない。ということでお粥の作り方を変えることに。市の冊子に載っていた1の方法、自分達のご飯を炊くときに同時に作ることにします。炊けたお粥をまたポタージュ状にし、味見をしてみます。美味しいです!ちゃんと炊いたほうが美味しいんですね。我が子に悪いことをしました。

 ただこの方法には残念な点も2つあります。1つはお粥用に使った容器に自分達が食べる用のご飯がくっついてしまうことです。取るのがとっても手間です。もう1つが、お粥用に置いていた容器のまわりで炊けた自分達用のご飯が少し硬くなることです。残念な点はありますが、我が子に美味しいお粥をあげるためです。我慢します。

 それでは美味しくなったお粥を我が子にあげてみることにします。・・・食べません(笑)これは困ったな〜。次の改善策を練らなければとなった頃に、ちょうど実家に帰省するタイミングがやってきました。

○離乳食3週目 ホテルでの離乳食

 実家は県外にあるので、炊いたお粥を持っていくことはできません。また、コロナ禍ということもあってホテルに泊まることにしていました。なので食べるかどうかわからないけど、ビーフードを使ってみようということになりました。使ったのはこれ。

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 和光堂の米がゆ野菜です。お湯に溶かすだけで完成するのでこれならホテルでもあげることができます。

 帰省をし、ホテルに泊まった翌朝あげてみました。すると嫌がりながらもそれぞれ一口くらいは食べました。最近は全く食べなかったので、一口食べただけでも嬉しいものです。結局離乳食を始めて3周目に当たるこの時期は、毎日おかゆと野菜を数口食べるという感じでした。

○離乳食4週目 食欲爆発!

 離乳食4週目になるとき、帰省から戻ってきました。ちゃんと炊いたお粥と野菜を改めてあげることにしました。するとびっくり。これまでの嫌がり方が嘘のように勢いよく食べました。スプーンに乗っている離乳食を、指で口の中に押し込もうとするくらいです。おかげで顔は離乳食で汚れまくりました・・・。しかし今まであまり食べようとしていなかったので安心しました。

 一週間くらいこの激しい勢いで食べることが続きましたが、その後は落ち着きました。

○離乳食2ヶ月目 好き嫌い!?

 6ヶ月になり、離乳食も順調に進みました。いろんなものを食べ始めると、我が子なりのお気に入りの食べ物ができていました。かぼちゃバナナです。お気に入りができた分、お気に召さない物もできてしまいました。その召さない物とは、まさかのおかゆです・・・。

 おかゆを乗せたスプーンを口の前に持っていくと「いやいやいや」と首を横に振ってきます。かぼちゃやバナナをスプーンに乗せると平然と食べます。なんとわがままな!という気持ちを抑えつつ、作戦を練ります。

 結局スプーンの奥に「お粥」を、手前に「お気に入りの物」を同時に乗せてみることに。まず口の中で感じる味がお気に入りの味であれば、後から入ってくるお粥に気づかないのでは・・・?という作戦です。この2種類を混ぜるのではなく、同じスプーンに別々に乗せるというのがポイントです。

 すると作戦成功です!我が子は何も気付かず、おかゆを食べてくれました。この作戦を駆使しながら、離乳食2ヶ月目も順調に進められました。

○離乳食3ヶ月目 まさかの

 7ヶ月になった頃、また実家に帰省することがありました。そこで前回同様、和光堂のベビーフードを使います。前回に比べて食べられる量も増えたので、今回は量を増やして食べさせることにしました。

 するとなんと、アレルギー反応が出てしまいました。食べさせていたら背中に虫刺されのようなものがポツポツと出てきたんです。前回はホテルに泊まったのですが、今回は実家に泊まったのでダニにやられたのかな、と話をしていたら気付くと首あたりにもポツポツとできてきました。だんだん顔も赤くなり始めました。

 慌てて病院に連れて行き、診察してもらいました。するとこのベビーフードには小麦が入っているから、多分それだろうとのこと。前回の帰省時にも食べたことがあったものなのでまさかと思いましたが、量が増えたことで反応が出たようです。また、今回以上の量を食べさせていたら、アナフィラキシーが出て息が困難になっていたかもしれない、そうなったら危なかったとも言ってもらいました。

 幸い私の実家での出来事だったので自分に土地勘がありましたし、親も助けてくれました。これがもし旅行先での出来事だったと思うとゾッとします。

 ヒヤリとする出来事があったので、この実家での1週間は普段通りお米からお粥を炊いたり、火を通した野菜を潰したりしてあげることにしました。でも、我が子なりに苦い思い出になったのか、なかなかいつも通りには食べてくれませんでした。

○離乳食3ヶ月目 お出汁は強い。

 実家から戻り、また平常運転での離乳食を進めて行きました。離乳食3ヶ月目からは1日2回で進めて行きました。この時期に「出汁」にも挑戦し始めました。野菜やおかゆに混ぜたり、お粥を出汁で炊いたりしてみました。すると出汁が美味しかったのか、今まであまり好きでなかったおかゆも、おかゆだけで食べるように。「なるほど、これまでおかゆがあまり好きでなかったのは、味が足りなかったからなのか」と思いました。確かに大人も白米だけを食べ続けるのは嫌ですよね。おかずが必要です。ごめんよ我が子、と反省しました。

○離乳食3ヶ月目 旅行先での離乳食

 8ヶ月になった頃、緊急事態宣言も落ち着いてきたので旅行に行くことにしました。今回はお米を炊いたり野菜を調理したりすることはできません。ですからまたベビーフードを使うしかありません。ベビーフードには苦い思い出がありますが、しっかりアレルギー対策を念頭に入れながら旅先であげる物を用意しました。選んだのは和光堂のお米かゆキューピーのおかゆ。そしてタンパク質を取れるようにきな粉。野菜としてかぼちゃパウダーキューピーのコーンやカボチャなどです。

 和光堂おかゆかぼちゃパウダーお湯が必要なので、ホテルでの朝ご飯用に。キューピーは瓶に入っていてどこでも食べられるので昼ごはん用にと思って用意しました。また、キューピーは瓶ということもあってたくさん持っていくと荷物の場所を取るので、2日分位は持っていき、それ以降の分は現地のドラッグストアで調達することにしました。

 結果この用意した物たちでうまく離乳食をあげながら旅行をすることができました。また赤ちゃんを連れての旅行はしたことがなかったので、いく先々でのたくさんの配慮に気づくことができました。例えば大体の施設には授乳室があることです。新しい施設であればお湯なども用意されており、以前からある施設でも授乳室として部屋が用意されておりとても助かりました。

 逆に難しいなと思ったのはトイレです。昔からある施設の男性用トイレには、赤ちゃんを座らせておく場所がないところが多かったです。そういう時は妻と一緒にトイレに行ってもらったのですが、私と子供だけで出かけるときにはトイレに行くことが一つの障壁になってしまうことがありそうだなと思いました。

○離乳食4ヶ月目 現在

 旅行から帰ってくると、久しぶりの手作り離乳食で嬉しいのか食欲旺盛でした。全体的にあげる量を増やしたのですが、あっという間に食べてしまいます。食べ終わっても「まだまだ食べたい!」と泣くことも。そして現在に至ります。

 現在はまもなく生後9ヶ月。離乳食をあげ始めて3ヶ月は経ったので、我が子も要領を掴んできたのかもしれません。スプーンを口の近くに持っていくと、口を開けて自分からスプーンをパクッとするように。パクッとできない距離にスプーンがあったら、スプーンを持つ私の腕をグイッと引っ張って、スプーンを口の前に持って行きます「食べさせてもらう」段階から徐々に「自分で食べる」段階にステップアップしてきているのかなと感じます。

 お茶の飲み方も同様に変化しています。コップを口元に持っていかなくても、手の届く範囲に置いておけば、自分で持ってストローをくわえるようになりました。ただお茶の場合はストローを吸う勢いが強すぎて、すぐにゲホゲホとむせてしまうので、これから練習が必要な気がしています。

○終わりに

 ということでこれまでの離乳食生活を振り返りました。相手は人間ですから絶対にこうすればいいというのはありません。私の家では市の離乳食教室でもらった冊子に沿って、子供の様子を見ながら進めています。もう5倍がゆでもいいよと書いてあるのですが、まだ飲み込みずらそうなので7倍がゆに戻したりしています。

 そんな風に色々なパターンがあるのでそのうちの1つとしてこの記事が役立てばいいなと思います。

  我が子の今後の離乳食についてはアレルギーのこともあるので、気をつけながら進めていかなければなりませんが、離乳食の食べ方が日に日に変化していく姿を見るのは楽しいですね。これからどんな風に変化していくのか楽しみです。